平成19年度の博士課程平均競争倍率が0.9倍と、過去15年間で最低の水準を記録したようです。
世界に伍(ご)していくための高度研究・教育を担う人材を育成する「大学院博士課程」の平均競争倍率が平成19年度、0.9倍を割り込み、過去15年間で最低を記録、関西の有名国立大の中には、定員を充足するために4月に入って追加募集を実施した大学もあるなど、"博士離れ"がより深刻になっていることが12日、分かった。
博士離れ深刻 競争倍率0.9倍割り込む - MSN産経ニュース
文部科学省が推進した「大学院重点化計画」により、日本における博士課程進学者が一時期は増加していたようです。
しかし一方、博士課程卒業後の就職先は増えることはなく、博士課程に進んでからの自分の将来に不安を感じる人が増加。
そのため、博士課程を志望する人が少なくなってきているようです。
以前、以下のようなニュースがありました。
全国で初めて秋田県教委が実施した博士号取得者対象の特別選考で合格した理工系大学研究員6人が1日、県立高校教員に採用される。選考は予想を大きく上回る10倍の難関だった。地方の教員試験への博士殺到には、「末は博士か大臣か」と言われた時代からは想像もつかない深刻な理由があった。(宮原啓彰)
「博士募集」に応募殺到 秋田県教委が教員採用 - MSN産経ニュース
それだけ、博士号を取得した人達の就職先が少ない、というこのなのでしょう。
博士号を取得した人は、修士卒や学部卒の人達と比べて、より高い専門性を身につけています。
それなのに就職先が少ないのは、多くの企業は専門性よりも汎用性を持っている人材を求めているからだそうです。
僕は、現在修士2回生で、来年度は博士課程への進学を決めています。
(入試に合格しなければなりませんんが・・・)
このようなニュースを見て、正直不安な気持ちにはなりました。
結局は、「自分は何をしたいのか?」「何故博士課程に進むのか?」ということを考えて理解し、その目的を実現するために頑張って研究・勉強することが重要で、将来の就職が不安であってもそれはあまり関係のないことなんじゃないかと個人的には思ってます。
(もちろん、食べていけるだけのお金は稼がないといけないのですが)
日本全体としての技術力を向上させたり、世界に向けて次々とイノベイティブなものを
送り出したりするために、やはり博士号取得者は増えていくべきなんじゃないでしょうか?
そのためにも、博士号取得者が活躍できる場を生み出す取り組みが必要なのではないかと思います。
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