- 2008年5月21日 21:08
- 研究
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僕は、研究室に配属されてから今まで、ネットワークを介した組み込み機器連携のためのミドルウェアに関する研究を行ってきました。
いわゆる、ホームネットワークという分野の研究です。
この間、「機器連携」という言葉は実際にはどういうことを指しているのか、ということについて考えたのでエントリーとして書こうと思います。
僕は、未定義機器(現在は世の中に存在していない、仕様が未知の機器)が、既存機器のみで構築されたネットワークに新たに接続された場合においても、機器連携を実現可能にするミドルウェアを、Jiniというミドルウェア技術を拡張することで提案しました。
僕が提案したミドルウェアは、機器の利用者は必ずGUIを利用してネットワークを介して機器を操作する、という制約を課すことで、既存機器が未定義機器に対応できるようにするものです。
でもゆくゆく考えると、GUIを利用して機器を操作することは「機器連携」とは呼ばないんじゃないか、そんな気がしてきました。
僕の考える「機器連携」は、人を介さない機器同士のインタラクションです。
少し例を挙げます。
ある家に、複数の音楽提供機器(オーディオコンポやPC、Musicサーバ)と複数のスピーカが存在し、それらがネットワーク(家庭内LANなど)で接続されていたとします。
そこの家の住人が、スピーカから出力される音の音質が気に入らず、ネットワークに繋げるだけで家中のスピーカの音質を向上させる小さな機器を買ってきました。
家について、買ってきた小さな機器を家のネットワークに接続するとあら不思議。
何の設定作業をすることなく、家中のスピーカから出力される音の音質が向上されました。
本当は、上に挙げたようなことが「機器連携」なのではないかと思うのです。
僕の提案したミドルウェアは、人がGUIを利用して操作するためコマンドを機器に対して送信しなければならない、という点で「機器連携」を実現できているとは言えず、あくまで「機器操作」のためのミドルウェアなのだと思います。
言葉の定義の問題なのかもしれませんが、これはホームネットワークに用いるミドルウェアを考える上でとても重要なことだと思います。
あー、もっと早く気づいていればよかったなーorz
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