[OMNeT++]シミュレーションプログラムの起動とomnetpp.iniファイル

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今回のエントリーでは、ビルドしたシミュレーションプログラムの起動方法と、起動に必要なomnetpp.iniファイルについて簡単に説明します。

シミュレーションプログラムを起動するためには、omnetpp.iniという名前の設定ファイルが必要になります。
現在の作業ディレクトリにomnetpp.iniファイルが存在しない場合、以下のようなエラーが出力されます。
(下の例では「etherlan」というシミュレーションプログラムを起動しようとしています。)

$ ./etherlan
OMNeT++/OMNEST Discrete Event Simulation (C) 1992-2005 Andras Varga [....]
<!> Error during startup: Cannot open ini file `omnetpp.ini'

omnetpp.iniファイルの役割の一つとして、どのネットワークをシミュレーションするのか、シミュレータに通知することがあります。
(NEDファイルにはシミュレーションモデルとして、複数の「network … endnetwork」の定義が存在するかもしれません)

omnetpp.iniの代表的な他の役割としては以下が挙げられます。

  • モジュールパラメータの割り当て
  • シミュレーションを実行する時間(長さ)の設定
  • 乱数のSeedの設定

以下にomnetpp.iniファイルの例を示します。(参考文献のページからそのまま引用)

[General]
preload-ned-files = *.ned
network = etherLAN

[Parameters]
*.numStations = 20
**.frameLength = normal(200,1400)
**.station[0].numFramesToSend = 5000
**.station[1-5].numFramesToSend = 1000
**.station[*].numFramesToSend = 0

上の例のように、パラメータへの値の割り当てにはワイルドカード(*)を使うことが出来ます。

割り当ては、NEDファイルにおける記述が優先的に適用されます。
NEDファイルで割り当てが行われなかった場合に、omnetpp.iniファイルにおいてパラメータへの値の割り当てが行われます。
omnetpp.iniファイルでも割り当てが行われなかった場合は、シミュレーションプログラムの起動時に、対話的にパラメータの割り当てを行う必要があります。

omnetpp.iniファイルに適切な記述を行った後に、ビルド結果のシミュレーションプログラムを起動すると、エラーが表示されることなく、シミュレーション用のGUIが表示されるはずです。

参考文献

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