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[読書] 「10日でおぼえるデータモデリング入門教室」

2010 年 8 月 29 日 kadoppe コメントはありません
10日でおぼえるデータモデリング入門教室 10日でおぼえるデータモデリング入門教室
筒井 彰彦

翔泳社 2003-11-06
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データモデリングの概要について短時間で勉強したかったんですけど、たまたま図書館で見つけたこの本のタイトルに惹かれて読んでみました。

目次

  • 第0日 オリエンテーション
  • 第1日 データモデリングの開始
  • 第2日 エンティティ
  • 第3日 リレーションシップと主キー
  • 第4日 依存関係/非依存関係と非キー属性
  • 第5日 正規化(1)
  • 第6日 正規化(2)
  • 第7日 ドメインと制約
  • 第8日 物理データモデル
  • 第9日 テーブル
  • 第10日 総合演習
  • 付録

感想

データモデリングの基礎がわかる!

本書を読み進めていくことで、付属のERモデリングツールを使って実際にモデリングを行いながら、データモデリングの基礎を広く浅く学ぶことができます。

業務資料からエンティティを抽出する方法から、モデルを正規化する目的やその方法、作ったモデルを元にして作成したデータベースにアプリケーションからアクセスする方法まで、これ一冊でデータモデリングの基礎を身につけることができます。

初心者の方やもう一度内容を復習したい人に

各章が一日で十分学習できる分量にまとめられていて、また章の最後に学習内容を確認できる演習問題もついているので、初心者の方でも毎日こつこつ進めていくことで、無理なくデータモデリングの基礎を修得することができると思います。
ERモデリングツールを使ってモデリングを体験することになりますが、スクリーンショットがかなりたくさん掲載されていて操作に迷うことが無い点もGoodです!

もう一度データモデリングについて復習したい方にとってもこの本は有用だと思います。
ERモデリングツールを実際に使う部分をスキップして、解説の部分だけを読んでくことで、10日どころか半日でデータモデリングの概要を再び把握することができるはずです。

まとめ

僕はこの本を手にとってから大体3時間ほどで読み終えたのですが、短時間にもかかわらずしっかりデータモデリングの基礎を身につけることができました!

データモデリングの道への登竜門としても、手っ取り早い復習の手段としてもおすすめできる入門書だと思います。
それでは!

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[読書] 「Evernoteハンドブック 」

2010 年 8 月 27 日 kadoppe コメントはありません

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Creative Commons License photo credit: masakiishitani

僕は2年ほど前からEvernoteを活用しています。
メモやWebクリップなど、デジタル情報は何でもかんでもEvernoteに格納しています。

今の使い方でも、仕事やプライベートに大変便利に使えているのですが、「もっと便利な使い方があれば知りたいなぁ」と思ったので、試しに読んでみることにしました。

目次

  • Introduction
  • Chapter 1 Evernoteをはじめよう
  • Chapter 2 Evernoteを使いこなす
  • Chapter 3 Evernoteの一歩進んだ使い方
  • Chapter 4 Evernoteを仕事と日常で使いこなす
  • あとがき

感想

成長する電子書籍

この本は電子書籍形態だけで販売されています。
本屋さんにもAmazonにも売っていません。
PDF形式の電子書籍をダウンロードし、PCやiPhone・iPadなどのデバイス上で読むことになります。

この本の素晴らしいところは、定期的に本の内容がアップデートされるところです。

Evernoteは最近流行しだしているサービスです。
その分、情報が古くなるのも早いですし、新しい価値ある情報もどんどん出てきます。

このような激しい情報の変化に対応するため、定期的に本の内容がアップデートされます。
現段階でもいくつかのコンテンツの追加や、iPadで見やすくするためのPDFファイルの修正などが既に行われています。

Evernoteの進化にあわせてハンドブックも成長する。
まさに、電子書籍のならではの特徴を生かしたサービスだと思います。

初心者から上級者まで。深くて広いコンテンツ

アプリケーションの簡単な使い方から、ほんの少し便利に使うためのTips、Evernoteの使い方を考えなおさせられるような非常に具体的なユースケースなど、Evernoteを使っていく上で必要になる情報が広く深ーくとりあつかわれています

  • 「Evernoteって最近よく聞くけど便利なの?」
  • 「日本語でノートを検索したいんだけど。。」
  • 「iPhoneでEvernoteを便利に使いたい。」
  • 「EvernoteでGTDを実践したい!」
  • 「Evernoteの中身がカオスすぎて困っています。。」

などなど、初心者から上級者まで、Evernoteに興味がある人なら誰が読んでも役に立つ本だと思います。

豊富なユースケース

「Chapter 4 Evernoteを仕事と日常で使いこなす」は仕事やプライベートから趣味にいたるまで、著者の様々なEvernoteユースケースがまとめられた素晴らしい章です。

「こんな場合ではこうノートブックを作って、こういう場合ではこうタグを作って整理するといいよ」といったことが実例とともにたくさん書かれているので、僕自身とても参考になりました。

ただ、GTD(Getting Things Done)に関するユースケースの数が多めだったのが少し気になりました。
僕は日頃のToDo管理をGTDを使って行っているので(Evernote上では行っていないですけど)参考になったのですが、GTDを実践していない人にとってはもしかしたら退屈に感じる部分があるかもしれません。

今のままでも十分なのかもしれないですが、もう少しユースケースのジャンルを広げた方が、色んな視点からEvernoteを捉えることができ、読者のEvernoteスキル向上に繋がるのではないかなぁ、と思いました。

まとめ

やはり本書の最大の特徴は内容が定期的にアップデートされるということです。

Evernoteの進化にあわせて本の内容が成長するというのはとても魅力的!
とはいえ、今の状態でも十分役に立つ内容なのでご安心ください。

ページ数が少なくまとめられていて、サクサク読めるのも魅力のひとつかもしれません。
もしiPadをお持ちの方なら、i文庫HDなどのアプリを使うと快適に読むことができるので是非お試しあれ!

それでは!

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[読書]「CakePHP 1.3によるWebアプリケーション開発」

CakePHP 1.3によるWebアプリケーション開発―オープンソース徹底活用 CakePHP 1.3によるWebアプリケーション開発―オープンソース徹底活用
掌田 津耶乃

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急遽CakePHPを使ってWebアプリケーションを作ることになったので、Web上のチュートリアルからは得られないような体系的な知識を身につけるために読んでみることにしました。

目次

  • Chapter 1 フレームワークとCakePHP
  • Chapter 2 コントローラとビュー
  • Chapter 3 データベースとモデル
  • Chapter 4 開発を支援するさまざまな機能
  • Chapter 5 ヘルパーの活用
  • Chapter 6 コンポネントとビヘイビア
  • Chapter 7 CakePHPの拡張

感想

CakePHP 1.3に対応!

本書は、以前「初心者に分かりやすい」と好評だった「CakePHPによるWebアプリケーション開発」の改訂版です。

タイトルにもあるようにCakePHP最新版のバージョン1.3に対応しています。
バージョン1.3から追加された要素に関する説明・記述が追加されているようです。

オープンソース徹底活用 CakePHPによるWebアプリケーション開発 オープンソース徹底活用 CakePHPによるWebアプリケーション開発
掌田 津耶乃

秀和システム 2009-03
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フレームワーク未経験者にもわかりやすい構成

前半部分は、今までフレームワークを使ったことがない開発者がスムーズにフレームワークを使った効率的な開発を身に付けられるように、実際にコードを入力して動作を確認しながらCakePHPの仕組み・特徴を学んでいけるような構成になっています。
チュートリアルを進めているような感覚。

後半部分はリファレンスっぽい部分が多いような印象をうけましたが、ひとつのフレームワークを体系的に説明するためには仕方のない必要な部分だと思います。

チュートリアル部とリファレンス部の量のバランスはいい感じ。

多すぎる誤字・脱字

僕が手にしたのが第一版だからかもしれませんが、あまりにも誤字・脱字が多すぎるという印象を受けました。

サンプルコードを入力してもコードの変数名が間違っているために動作しなかったり、本文の説明と全く関係の無いサンプルコードが掲載されていたり、バージョン1.3から使えなくなった記述がサンプルコードの中に現れたりと、なかなかカオスな状況。。。

ポジティブに「動かないコードをうまく修正できればスキルアップに繋がる」と考えることもできるかもしれませんが、初心者にとって非常に学びやすい構成の本だと感じただけに、残念です。

一応、出版社(秀和システム)の正誤表を探しましたが、まだ掲載されていないようでした。

まとめ

僕自身CakePHPの全体を把握しているわけではないのでわかりませんが、読み終わってみるとWebアプリケーションの開発に必要な機能に関してはほぼ説明しきっている感じがしました。
「CakePHPについての体系的な知識を身につける」という当初の目標はある程度達成された感じです。

とりあえずこの一冊を読めば、CakePHPを使ってWebアプリケーション開発の第一歩を踏み出すことができるようになるのではないでしょうか?
(気になる誤字・脱字も版数を重ねていけば改善されるでしょうしね!)

僕はこれからCakePHPを使ってWebアプリケーション開発を始めてみようと思います!
それでは!

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[読書] 「Google App Engine for Java [実践] クラウドシステム構築」

2010 年 7 月 18 日 kadoppe コメントはありません
Google App Engine for Java [実践]クラウドシステム構築 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ) (WEB+DB PRESS plusシリーズ) Google App Engine for Java [実践]クラウドシステム構築 (WEB+DB PRESS plus) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
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ふと「Google App Engine for Java」を使って何かWebアプリケーションを作ろうと思い立ったので、最初のとっかかりによさそうな本はないかと探していたのですが、たまたま図書館でこの本が目に飛び込んできたので、試しに読んでみることにしました。

目次

  • 第1章 クラウド時代のシステムインテグレーション
  • 第2章 制約
  • 第3章 開発手順
  • 第4章 データストア
  • 第5章 サービスAPI
  • 第6章 テスト
  • 第7章 Googleが提供するサービスとの連携
  • 第8章 追加リソースの購入

感想

これからGoogle App Engine for Javaで開発を始めたい人に

クラウドコンピューティングやGoogle App Engineに関する一般的な知識から、実際に開発・運用を始めたときに役に立ちそうな情報まで、一通り必要な情報は全て書かれているような気がします。

個人的には、BigTableについてRDBMSとの違いに重点をおいて説明されていたのが気に入りました。
「データストア設計上の注意点」として、BigTableを使ったWebアプリケーションを設計する上で気をつけなければならないことについて、わかりやすくまとめられていたと思います。

運用時の予算の決め方について書かれていたこともGood!なポイントです。

Java開発経験者向け

初心者向けのチュートリアルが少なく、Tipsっぽい内容が比較的多く書かれていました。

なので、「Google App Engine for Javaで初めてプログラミングに挑戦してみよう!」と思っている初心者の方には、少々難しいかもしれません。

Javaによる開発経験者の方にとっては難なく読めるレベルだと思います。

サンプルコード、図が読みづらい

この本、実は一般的な技術書と比べてサイズが小さめです。
その影響か、図やサンプルコードが、それを引用している部分から少し離れたところに掲載されていることが多くなっています。

サンプルコードを読んで、それに言及していたページに戻って、またサンプルコードが書かれたページまで移動して、という動作をする必要が何度かあったので、レイアウト的に改善の余地はあるのかなぁ、と思いました。

内容とは関係ないかと思いますが。。

まとめ

この本を読むことで、Google App Engine for Javaについての広く、そして少し浅めの(?)知識を身につけることができると思います。

「もう一冊、次はもっと深いところまで書かれた本が読みたい」
それが、読んだ後すぐに思った感想。

これから、Google App Engine for Javaを使って何かWebアプリケーションを作りたい人は、最初のステップとしてこの本を手にとってみるのもいいかもしれません。

それでは!

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[読書] もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010 年 5 月 21 日 kadoppe コメント 1 件
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

ダイヤモンド社 2009-12-04
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を遅ればせながら読みました。

iPhoneアプリがリリースされているのを見つけたので、すぐダウンロード。
一日で一気に読みきりました。

物語は、野球部のマネージャーである主人公がドラッカー「マネジメント」を読みながら、そこに書かれていることを少しずつ野球部のマネジメントに導入して行き、野球部を甲子園に連れて行く、というお話。

「マネジメント」に書かれている内容を机上の空論で終わらせることなく、実際の組織(野球部)に適用するところまでが物語として書かれているため(少々無理な部分もありますが・・)、ドラッカー初心者の僕でもすんなり理解することができました。

文中にはマネジメントからの引用がたくさん登場しますが、その中でも印象に残った、

  • マーケティング
  • 成果
  • 専門家とマネージャの関係

ついて書かれていた部分を紹介したいと思います。

マーケティングについて

これに対し真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち現実、欲求、価値からスタートする。「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。「われわれの商品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う。

自分たちがしたい事やできる事ではなく、顧客が本当に求めていることを軸に商品やサービスのあり方を考えるべき、とのこと。

これは、最初に自分たちの理念や思想と矛盾しないターゲットを顧客として定義できて初めて言えることだと思います。(本書の主人公も最初に野球部の顧客の定義を定義しようとしていました)。

そうしないと、顧客の要求をかたっぱしから反映させたばっかりに、最大公約数的な何の面白みのないサービス・商品が生まれてしまいそうです。

自分で何かサービスを運営するときは、先に理念や思想、顧客をきちんと決めておくようにしよっと。

成果について

成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしないものを信用してはならないということである。それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。(中略)人は、優れているほど多くの間違いをおかす。優れているほど新しいことを試みる。

僕は少しの失敗ですぐ凹んでしまうので、この部分を読んでとても勇気をもらいました。

失敗を恐れずに、何事もチャレンジしていく勇気が大切。

「人は自分の本当の限界よりも少し手前に自分の限界をおいてしまいがち」と誰かが言ってましたが、常に限界の120%に目標を設定めて、仮に失敗してもそこから何か学ぼうという姿勢を心がけていきたいです。

保守的にならないように気を付けたいな。

専門家とマネジャーの関係について

専門家が効果的であるためには、マネジャーの助けを必要とする。マネジャーは専門家のボスではない。道具、ガイド、マーケティング・エージェントである。逆に専門家は、マネジャーの上司となりうるし、上司とならなければならない。教師であり教育者でなければならない。

Googleの組織内部はこのような構造になっている、とGoogleのシニアプロダクトマネージャーの方が仰ってました。

プログラマが最下層にいてマネジャーが頂点いるようなピラミッド構造ではなく、 プログラマが中心にいてそれをマネジャーがドーナツ型に囲む構造だそうです。

プログラマにとって、どちらの構造が働きやすく、自分の能力を発揮しやすいと思いますか?
僕は後者だと思いますし、そんな環境で働いてみたいです。

まとめ

ドラッカー関連の本を読むのは今回が初めてですが、入門書として非常にわかりやすく書かれていたと思います。
普段あまり小説を読まないからかもしれませんが、伏線がうまい具合に回収されていて、小説としても結構面白く感じました。

これを期に、ドラッカーの著書を本格的に読み始めてみようかな。

何かおすすめの本があれば教えてもらえると嬉しいです!

それでは!

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[読書]「 iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」

2010 年 5 月 13 日 kadoppe コメント 2 件
iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか? iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?

アスペクト 2010-04-26
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ITジャーナリストの林信行さんの著書「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」を読みました。

iPhoneのApp Storeで電子書籍版を購入することもできます。
僕はiPhoneを使って一気に読みました。とても読みやすかったですよ!

以下、読んだ感想です。

iPhoneとツイッターは、なぜ日本から生まれなかったのか?

本書のタイトルは「iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?」ですが、どっちかというと「iPhoneとツイッターは、なぜ日本から生まれなかったのか?」というタイトルにした方がしっくりくるかもしれません。

革新的な製品・サービスを作ることが出来ていない日本のメーカに対して、

  • スペックじゃなくて体験を売るべき
  • 既存の製品に苦し紛れに新機能を追加していくのではなく、顧客がニーズにマッチした「原型」を追求するべき

という考えを主張されていましたが、その点については素直に同意しました。

「緩さ」はサービスが決めるもの?

本書の中で、Twitterでフォローが時々勝手に外れてしまう問題について以下のように触れられていました。

たとえば、フォロー返しを強制されて、嫌々フォローした相手をこっそりアンフォローしたとき。それが相手にばれても、「いやあ、ツイッターはいい加減で困るよね」と言い訳できるじゃないか。

人間という、いい加減で柔らかい存在を扱うサービスは、それに合わせて緩くないといけない。

「Twitterの緩さのおかげで、他人との摩擦であるとか、面倒なコミュニケーションが起こらなくて済むからいいじゃん!他のサービスももっと緩くしようぜ」、という意味であると僕は解釈しましたが、どうしても納得できませんでした。

一言で「緩さ」といっても色々なものがあると思いますが、本書でいうところの「緩さ」って本当にサービスが用意するべきものなのでしょうか?

ITによって生み出されたサービスは、人間の能力をほんの少し向上させるためのもの、人間を少し進化させるためのものです。

だけど、本書でいうサービスの「緩さ」によって人間が「面倒な」コミュニケーションをしなくても済むようになったのなら、それは人間が退化してるってことになりませんか?
人間の「真摯さ」という大切な要素が無くなってしまうような気がしてなりません。

サービスに必要なのは「緩さ」よりも、「サービスの向こう側には不特定多数のユーザが実際に存在する」ということを、ユーザが意識しやすくなるような要素だと、僕は思います。

ユーザはサービスを介して、たくさんのユーザとコミュニケーションする(楽しいことも、面倒なことも)。

その結果、サービスは「緩く」なるかもしれないし、「キツく」なるかもしれないけれど、それはそのサービスを使うユーザ次第。

もちろん楽しいことをたくさん経験できた方がいいとは思いますが、面倒なことや失敗を経験しないと、いつまでたっても進化のための道具としてのサービスの使い方を覚えることができないんじゃないか、と思います。

一応文中に、

サービスに緩さを追加することは意味があると思うが、それ以上に大事なのは、大人も子どももソーシャルメディアに適応したリテラシーを身につけることだろう。

とフォローがありましたが、あまりにもサラっとしたフォローだったので、素直に自分が思ったことを書いてみました。

まとめ

全体的な感想ですが、読んでみて、最近ネット上でよく見られるようになった議論・テーマを色んなところから集めて一冊の本にしちゃった、というような印象を受けました。

今Webやモバイルの世界で起きていることを、広く浅く捉えるのにはいいのかもしれませんが、個人的にはもっと深く踏み込んだ議論を期待していたので、少し残念。

林信行さんの次回作に期待したいと思います!

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[読書]成果を出す人の実践時間活用術

#3/365

次の本を読み終えました!(画像が無いのでリンクだけ)

成果を出す人の実践時間活用術 (日経BPムック スキルアップシリーズ)

ムック(106ページ)なので、すぐ読めてしまいました。大きく4つの章に分かれていたので、それぞれの章について感想を書いてみたいと思います。

朝活で人生を変える! – 1日24時間を最大限に生かすカギ

早寝早起き生活を実践している色々な人の一日の予定表とともに、朝活のメリットが書かれていました。

健康に良い、朝勉強するとはかどる、というのはよく知られた事実ですが、僕が興味を持ったのは「早朝勉強会」。「異業種朝食会」と呼ばれる時もあるみたいなんですが、モチベーションの高い色んな人たちと情報交換をしたり、読んだ本の内容をプレゼンしたり、何か一つのテーマについて勉強する、そんな会合が最近増えてきているようです。

早起きするモチベーションを維持するためには、早起きして何をするのか、という目的意識が必要です。僕は最近早起きできていないので、京都でもしIT系の早朝勉強会があれば、早起きのため、そしてスキルアップのために参加してみたいと思います。

最新スピード仕事術 – できる人が実践する45の最新ハック

この章のなかで気に入ったのは次の部分。

TIPS 02:3つの自問自答を繰り返す
「これ以上続けても時間対効果は上がらないのでは?」「自分のこだわりだけでやっていないか?」「この仕事を普段の半分の時間でできないか?」。3つを自問自答しながら仕事しよう。

効率化と仕事の質はトレードオフの関係にはない。むしろクオリティーが高まる場合が多い。

最近は自分の作業の効率性について、以前とくらべてあまり気にしなくなっていたので、耳が痛い言葉です。

  • 時間対効果を最大化することができる仕事の切り上げポイント
  • 時間をかける必要のある仕事とそうでない仕事の切り分け
  • 単位時間あたりの仕事の量

これら3つの点を常に意識しながら仕事をすることで、ワンランク上の仕事人になれそうですね。実践しよっと。。

超集中仕事術 – 無駄を減らし集中力を高める

「嫌な仕事・無駄な仕事の見極め、断り方を覚えて、本当にすべき仕事に集中できるようにしよう!」というのがこの章の要約です。

あ、なるほど、と思ったのが次の部分。

仕事をするうえで、嫌だと感じるかどうかのポイントが3つあるという。それは「できること」「すべきこと」「したいこと」の3つである。

単純に「あの仕事は嫌だ!」と投げ捨てるのではなくて、なぜ嫌だと思うのかをもう少し細かく分析する必要があるみたい。引用した3つのポイントを軸にして、

  • できないから嫌なのか
  • すべきではないから嫌なのか
  • したくないから嫌なのか

ということを自問自答することで、嫌な仕事をどのように対処するかの判断ができやすくなるみたい。

いやー、これも僕にとってはかなりタイムリーな話題でした。自分のケースにも当てはめて使ってみようと思います。

最強の行動習慣 – 無理せずラクに目標を達成できる

最後の章は、自分の行動に簡単なルールを設けることで、目標達成への道のりを短くするための方法について書かかれていました。

目立ったのが、

  • 難しいことから先にやる
  • すぐ行動する

というルールです。ついつい難しい仕事は後に回してしまいがち。本書では、大学受験における「簡単な問題からとくべし!」という指導が原因になって、日本人は特に後回しの傾向があるそうです。

すぐ行動しなかったり、難しいことを後回しにしたりすることで、どんどん時間的な余裕がなくなって大変なことになることはわかってるつもりでも、ついついやってしまいがち。僕自身も最新そのような傾向が目立つので、意識改革してみようと思います!

まとめ

内容的にあまり深いことは書かれていませんが、個人的にはタイムリーな話題がいくつかつまっていて、ムックとはいえ読んで良かったな、と思います。

中にはお互いが矛盾するTIPSも書かれていたりするんですが(例:飲み会に行くな or 行け)、そこは人それぞれということで、自分にあったTIPS(もといハックス)を選択して、自分の生活の中にうまくとりこんでいくことが大切ですね!

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