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博士後期課程を退学し、4月から社会人になります

2010 年 3 月 31 日 kadoppe コメントはありません

Left or down?

2010年3月を持って博士後期課程をD1で退学し、4月から社会人になることになりました。

「どうして退学したの?」と、これから何度も聞かれることになるかと思います。うまくまとめられるかどうかはわかりませんが、とりあえず今自分の頭の中にあることをここに書いてみようと思います。

退学しようと決心した理由は大きく分けて以下の2点です。

  • 将来の目標が少し変化してきたこと
  • 博士後期課程の学生としてあと2~3年間学生を続けるよりも、今就職した方が結果的に目標達成への近道になると判断したこと

将来の目標の変化

まずは、一点目について書いてみます。以前、自分の将来の目標(夢)について、抽象的ですが以下のような事を書きました。

一つ目の夢は「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」という事です。いろいな団体・組織が世の中を良くするための様々な活動に取り組んでいますが、それらの活動をコンピュータネットワークの側面から支援するような仕事がしたいんです。
僕の夢その1「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」
(世の中を良くするための活動=社会貢献活動)

この記事を書いてから今までに、将来の目標に対する考え方が変わりました。少しだけ具体的に言うと、社会貢献活動をコンピュータネットワークの側面から支援するのではなく、コンピュータやインターネットを有効活用して”直接的に”社会貢献していきたい、と強く思うようになりました。

「直接的に」という表現は少しわかりにくいかもしれません。コンピュータがあった方が活動に便利だね、というのではなく、コンピュータやインターネットがなければできない社会貢献、コンピュータやインターネットがあるからこそできる社会貢献というイメージです。

また、何かをするからにはモノづくりの立ち上げからサービスのローンチまで全てに携わりたい、という気持ちも強くなりました。つまりは「起業したい」ということなのかな?これは大学3・4回生の頃に心に秘めていたことなのですが、今になって気持ちが再燃してきました。

以上がここ数カ月に僕の中で怒った目標の(心境の?)変化です。次は、二点目。

目標達成への近道

僕が所属していた専攻・研究室は、情報系の中でも比較的社会と直接的に関わりあうような研究を行っているところです。それでもやっぱり、大学の外の世界と比べると社会に対して間接的にしか作用していないんじゃないか、という気がしました。

直接的に社会に関わる・社会を変えていけるようなソフトウェア・サービスを作りたい、やるからには最初から最後までそれに携わりたい。けれどもそのために必要なスキルは今自分には足りていない。なのに大学に在籍している間はそれらのスキルが身につけられないんじゃないか、目標達成に向かって遠回りしているんじゃないかと感じました。大学の外にもっと近道があるはずだと思いました。それが退学しようと思い立ったきっかけです。

別に今やめる必要はない、博士後期課程の残り2、3年辛抱して頑張ればいいんだよ、という意見も頂きましたし、自分自身でもふとそう思うことがありました。ですが、自分の気持ちの変化が時間と共に加速度的に大きく強くなっていくばかりでしたので、退学するという決心にいたりました。

これから

4月からは(というか明日から)大阪のとあるベンチャー企業に就職し、プログラマーとして働きます。まずはボトムアップにモノづくりのスキル、技術力を身につけたいと思っています。

とある先生がベンチャー企業に関して学生にこんなことを言っていたそうです。

ベンチャーに行っても,いきなり取締役やるくらいの意気込みがなければ意味ありません.
http://twitter.com/daaaaaai/status/11286424235

大学と違って企業は学ぶところではないかもしれません。ですが、先生の言葉ぐらいの意気込みでやっていくことができれば、自ずと何か得るものがあるんじゃないかと信じています。そしてゆくゆくは、自分の将来の目標達成のために必要なスキルを、徐々に上のレイヤーに登っていくような形で身につけていきたいと思っています。もちろん、コンピュータやインターネットによる直接的な社会貢献とは具体的には何なのか、についても今は答えを持ち合わせていないので考えていくつもりです。

今僕の頭の中にあることは大体こんな感じです。もしかしたら間違った考え方をしているかもしれません。それでも退学したこと自体には後悔はしていません。博士後期課程のこの1年間で、修士課程の間の何倍もの経験・学びを得ることができました。負け惜しみ(?)に聞こえるかもしれませんが言いますね。

「博士後期課程に進学してよかった!」

ちなみにとある先生(上とは別の先生)は、僕が進学する前から、いつかは退学するんじゃないかということを何となく予想していたそうです。僕はこれからいったいどうなってしまうんでしょうか?それは僕自身にも予想はできませんが、今までどおりフラフラしながらも、少しずつ目標達成に近づくことができるよう、日々精進していきます。

みなさま、どうかこれからも、どうぞヨロシクおねがいします。

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僕の夢その1「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」

Switched

ふと思い立ったので、自分の「夢」をブログに記録していこうと思います。僕にはいくつか夢があるので、複数回にわけて書いてみます。

一つ目の夢は「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」という事です。いろいな団体・組織が世の中を良くするための様々な活動に取り組んでいますが、それらの活動をコンピュータネットワークの側面から支援するような仕事がしたいんです。

長くなってしまいそうですが、僕がこの夢を持つまでの経緯をここに書いてみようと思います。

僕が高校生の頃、待ちに待ったインターネットが僕の家にもやってきました。僕はその頃、主にゲームの攻略情報を探すためにインターネットを使っていたのですが、その最中にたまたまLineageというオンラインゲームを見つけました。

最初は興味本位で始めたLineage。いつしかそれは自分の生活の大部分を占めるようになりました。サッカー部も引退してあまりやることがなくなったので、家に帰ったらすぐにパソコンのスイッチをつけてLineageにログインする毎日。今考えれば不健全な生活ですが、実際には遠く離れた場所に住んでいる人たちとゲーム上で話して、お互いに仲間意識が芽生えて、時には喧嘩をする、そんなことを可能にしているインターネット・ネットワーク技術にものすごく興味が湧いたのを覚えています。ゲーム上の知り合いの中には、ゲームで出会ったことがきっかけで、現実世界で結婚した人までいました。「すごいぞ!インターネット!」素直にそう思いました。

大学はコンピュータサイエンス系の学部に進学しました。大学に入ってからもLineageで遊ぶ生活は続き、物理的な離れた人たちの距離をほぼ0に近づけることができるネットワーク技術にますます興味を持っていきました。そんなこともあって、大学4回生になってからはコンピュータネットワーク分野に主に取り組んでいる研究室に配属を希望し、なんとか配属されることになりました。

大学を卒業し、同じ研究室で大学院に進学しました。けどその頃から、頑張って勉強したネットワーク技術を具体的に何に使えばいいのか、何のために勉強しているのかわからなくなっていました。どう考えるかは人それぞれだと思いますが、僕は、今まで「目的」「目標」だと思っていたことネットワーク技術を学ぶことが、何かを成し遂げるための「手段」だったんだ、と考えるようになりました。頭で考えただけでは問題は解決しませんでした。モチベーションもみるみる下がっていきました。

そんな時出会ったのが「NPOパンゲア」です。パンゲアでは、インターネットやネットワーク技術をはじめとするICT関連の技術を使って、言語や空間の壁を超えて世界中の子どもたちが個人的な繋がりを築くための活動に取り組まれています。僕自身も月に数回行われる活動に参加し、SNSやWebカメラを使ってこども同士がお互いの異なる文化のことを理解していく様子を見て、ものすごく感動しました。それと同時に、それまで悩んでいたことの答えが見えたような気がしました。僕の夢その1「ネットワーク技術を使って世の中を良くするための活動を支えるような仕事をする」が生まれた瞬間でした。

その後、「P2P技術を使って、先進国と途上国の間で生じるインターネットコンテンツのダウンロード速度の差をなくす」事をテーマとした修士論文を書き、修士を卒業しました。そして、今度は実際に行われる社会活動に近い研究がしたいと考え、「異文化コラボレーション」に取り組んでいる研究室に博士課程の学生として進学しました。Imagine Cup 2009 ソフトウェアデザイン部門に日本代表チームの一員として出場し、技術の力で世界を本気で変えようとする世界中の学生たちからものすごい量の刺激を受けました。

・・・

今、僕は、この夢を実現するためにどうしたらいいのかわからなくなっています。今やっていることが「夢に向かって一直線!」であるようにも思えなくなりました。ある先生には「手段と目的のレイヤーが違いすぎる。矛盾している。レイヤーが違いすぎると本当に大人数の力がないと世界を変えることができない。」といわれてしまいました。一人で成し遂げることができるような夢ではないということは自分でも理解していたつもりだったので、同じ目標を持った仲間と一緒に頑張るためにIT平和活用サークルPICTを作りました。

もう少し、夢を具体化・細分化することによって、何か見えてくるかもしれません。今年は去年よりもっと多く、もっと深く、夢の実現に向けて自分が何をすべきか、考えていきたいと思います。

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